相武紗季の「マッサン」における「いびり芸」が好評

朝ドラ「マッサン」での相武紗季の「いびり芸」が好評である。 もはや泉ピン子を超えたか、などという向きもある。
相武紗季、マッサンのいびり芸

 マッサンの平均視聴率は、関西地区で過去10年間の朝ドラ最高値となる26.2%をマークしたが、序盤でその人気を引っ張ったのは亀山政春(玉山鉄二)の母・早苗を演じた泉ピン子の「嫁いびり」だった。
なんだかんだと言いながら、「いびり芸」をみな見たがるのだ。
「嫁いびり」を期待する視聴者に応えて、泉ピン子はみごとに嫁をいびってくれた。ヒロインのエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)をあの手この手でいじめ抜いたのだ。
ところが、舞台が政春の実家・広島から大阪へと移り、ピン子はしばらく画面から遠のく。しかしヒロインにはいじめ役が必要だ。その穴を埋める働きをしてくれたのが相武紗季だ。

 相武紗季演じる優子は、住吉酒造の社長令嬢であり、政春をめぐってエリーとは恋敵になる。
 第11話では、無表情のまま、エリーの味噌汁に醤油をドボドボと流し込んだ。
 第12話ではエリーが作ったスコットランドの郷土料理一壺分の塩を鍋にぶちまけたのだ。
 当然、食卓では皆が「塩辛い!」と悲鳴をあげる。
 相武のいびり芸は、「マッサン」が初めてではない。実は年季が入っている。相武紗季が悪女キャラに開眼したのは、2009年の『ブザー・ビート』(フジテレビ系)だと言われる。
2013年の『おトメさん』(テレビ朝日系)では姑(黒木瞳)を裏でイジメ倒した。その時には、現場で「黒木さんと本当に険悪なのでは」と噂が流れたほどだ。
ヒーロー、ヒロインには、彼らに苦労を掛ける存在が必要でえある。ピン子不在のマッサンで、相武紗季はその役を見事に演じきったといえる。