紅茶の茶葉の等級分類とは(2)

茶葉の大きさや形による等級分類

紅茶の美味しい入れ方

紅茶の等級(グレード)は、まず、茶葉の大きさや形により分類されます。
(前の記事のおさらいです。)

茶葉の収穫部位によって、新芽のある上から順に
 ・FOP(フワラリー・オレンジ・ペコー)
 ・OP(オレンジ・ペコー)
 ・P(ペコー)
 ・PS(ペコー・スーチョン)
 ・S(スーチョン)
と分類します。

茶葉の加工方法による分類

次に、下記の通り、茶葉の加工方法による分類があります。

 ・フルリーフ(F)… そのままの大きさで茶葉を加工したもの。
 ・ブロークン(B)… 細かくカットしたもの。
 ・ファニングス(F)… ブロークン(B)をさらに細かくカットしもの。
 ・ダスト(D)… ファニングス(F)よりも細かく粉状にしたもの。
 ・CTC… ダストの下に位置する。
 
最後のCTC紅茶とは、Crush(潰す) Tear(細かく砕く) Curl(丸める)の略です。

最後だから、一番品質がよくないとは言えません。細かくすることによって抽出しやすくなり、紅茶の味が濃くなってコクがでるので、ミルクティーに最適な茶葉になります。

インドのアッサム地方では、夏は大変熱く、日光が強いため、濃厚な味のミルクティーが好まれます。
アッサムで作られるCTCが、世界でもっともミルクティーに合うCTCと言われています。

このように、茶葉の部位と加工法の組み合わせにより、紅茶のグレードが区分されるのです。

具体例をあげると、FOP(フワラリー・オレンジ・ペコー)を細かくカットすると、FBOP(フラワリー・ブロークン・オレンジ・ペコー)となります。

では簡単に、茶葉の部位と加工法の組み合わせよる区分をみてみましょう。

BOP(ブロークン・オレンジ・ペコー)

OP(オレンジ・ペコー)に分類された部位の茶葉をカットして、さらに、ふるいにかけて2~3mmの大きさに茶葉を揃えたものです。

特徴として、茶葉の形が小さいので、フルリーフ(F)のものよりも短時間での抽出時間で、美味しい紅茶が飲めるようになります。

BP(ブロークン・ペコー)

BPS(ブロークン・ペコー・スーチョン)

これらは、それぞれP(ペコー)とPS(ペコー・スーチョン)を細かくカットしたもので、どちらも、抽出時間は短くなります。

BOPF(ブロークン・オレンジ・ペコー・ファニングス)

これは、上記のBOP(ブロークン・オレンジ・ペコー)をカットしたあと、ふるいにかけた際に、下に落ちた茶葉です。
大きさは1ミリ程度です。かなり細かい茶葉であるため、抽出時間が短くても香りも味も十分に抽出されるので、ティーバッグ用に用いられます。
色は若干、薄いかもしれません。

D(ダスト)

これは茶葉を粉状にしたもので、茶葉の抽出時間が極めて短いので、多くはティーバッグ用として使われています。